得点とは異なる偏差値
偏差値とは学力を測るための指標です。
学力を測るものには、偏差値以外にもテストの得点や順位(テストの成績順)があります。
テストの得点で学力を測ろうとした場合、同じ80点でもそのテストの平均点により価値が違います。
平均点50点のテストで80点を取れば優秀な成績ですが、平均点90点のテストで80点なら、優秀とは言えません。
テストの順位の場合は、同じ10位でもテストを受けた人数によって価値が変わります。全部で1000人受けたテストで10位の成績なら優秀ですが、20人しか受けてないテストで10位なら、普通の成績です。
このようにテストの得点や順位では平均点などによって価値が変わってしまいます。
そこで、学力を測るものとして使われているのが偏差値です。
偏差値50が真ん中の成績
そのテストを受験した人の中でどのぐらいの位置にいるかを表したのが偏差値です。
ただし、単純な得点順ではありません。
偏差値は、平均点を取った真ん中の成績の人が50となるように計算して算出されます。
成績が良い人は数字が上がり、最高でも75ぐらいになります。
(偏差値の最高がいくつになるかは、そのテストの得点のバラツキにより異なりますが、平均が50であることは変わりありません。)
偏差値60だと上から16%に入る成績です。
100人テストを受けていれば16位、1000人だったら160位ということです。
偏差値40だと上から84%の位置。
100人テストを受けていれば84位、1000人だったら840位ということです。